問題になる歯並びの種類は色々とありますが、『上顎前突』は見つけやすい
種類の一つです。
上顎前突は一般的に「出っ歯」と呼ばれており、上顎の歯が下顎の歯に対して
前方に位置している状態です。

上顎前突も下顎前突と同じように歯の位置や状態による歯性のものと、骨格的に
上顎が下顎よりも前にある骨格性のものと二種類あります。
(下顎前突は機能性もあります。)
原因としては、遺伝的な事は勿論考えられるのですが、その他に生活習慣や癖などが
影響します。
歯並びを悪くする癖の事を「悪習癖」と言いますが、上顎前突を助長するものは
以下のものが挙げられます。
・指しゃぶり(長期)
・咬唇癖(下唇を咬む癖)
・異常嚥下癖(飲み込む際に舌が前に出る癖で開咬の原因にもなる)
・口呼吸 など・・
また、問題となる事は以下の事が考えられます。
・口元や顔立ちなど外見的な問題
・外傷を起こす可能性が高い
・咀嚼効率の低下
・口の中の乾燥状態(虫歯や歯周病になりやすい環境に・・) など・・
治療方法は状態や原因にもよりますが、成人と子供とでは少し治療方法が異なります。
成人でも矯正治療により改善することは勿論できますが、成長が残されている
子供の時の方が選択肢も増えるので、非常に有利です。
今後も「問題になる歯並び」を紹介させていただく予定ですので参考にしてください。
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